暴落は忘れた頃にやってくる―東京総合研究所

公式・投資顧問東京総合研究所~暴落は忘れたころにやってくる~

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【企業分析シリーズ】vol.3 ZOZO(3092)③:公式・東京総合研究所スタッフブログ第211号

では、ZOZOTOWNの売上を分解してみましょう。

ポイント

ネット売上=取扱高×テイクレート

取扱高とは、ZOZOTOWNが扱っている取引高のことです。

例えば、年間3,000億円の取引がZOZOTOWN上で行われた場合、年間の取扱高は3,000億円ということになります。

先ほども言ったように、ZOZOTOWNはあくまでショッピングモールであるため、この3,000億円は売上ではありません。

 

ではどのように収益を得ているのでしょうか。

 

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こんにちは、東京総合研究所スタッフです。

 

取扱高が3,000億円だとしたら、ZOZOの取り分はいくらなのか。

その指標がテイクレートになります。

テイクレートとは、いわゆる手数料を何%とるのかを示します。

もし取扱高3,000億円に対して、テイクレートが10%だと、3000億円×10%でネット売上は300億円ということになります。

 

つまり、取扱高とテイクレートは売上を構成する非常に大切な要素ということが理解できたと思います。

 

では、最初に述べた営業利益や純利益のYoY伸び率は高水準だが、あまり好感とは言えないという部分について考えてみましょう。

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こちらは、四半期ごとの取扱高の推移です。

YoYを見ていきましょう。

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折れ線グラフに注目してください。

取扱高の伸び率が鈍化しているのがわかると思います。

20年Q1の12.5%という数字は、グロース企業として支持されてきたZOZOの成長スピードに陰りが見えてきたということを表しています。

 

また、年間購入者数が初めて減少に転じたことも見逃せません。

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取扱高は単価×購入者数で構成されているわけですが、伸び代があるのは単価のみになってしまうということになります。

これはなかなか厳しい現実に直面していると言えそうです。

 

次はテイクレートの推移を見てみましょう。

つづく

 

 

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