こんにちは、東京総合研究所スタッフです。
前回の記事では、コア事業の成長ドライバーは「ディスプレイ広告」であり、ARPUを上昇させられるかどうかがポイントということでした。
では、今回は戦略事業について見ていきましょう。
戦略事業の主力サービスは「LINE FRIENDS」と「LINE Pay」です。
LINE FRIENDSとは、LINEのオリジナルキャラクターグッズの販売になります。
スタンプなどでよく見るあのキャラクターです。
売上が右肩上がりになっていることから、オリジナルキャラクターのブランド力がついてきたと言えるのではないでしょうか。
では、LINE Payを見ていきましょう。
LINE Payは、QRコード決済の1つとして人気を博しています。
競合は以下のようなサービスがあります。
・楽天ペイ
・Origami Pay
・PayPay
戦略事業は、19年Q2に赤字を大幅に拡大したわけですが、これはLINE Payの300億円還元キャンペーンが原因だと考えられます。
LINE Payに大きく投資していることがうかがえますね。
こちらは、LINE PayのMAUの推移ですが、19年Q2に急増していることがわかります。
これは、300億円還元キャンペーンの効果だと考えられます。
300億円の投資によって、300万人のAMUを獲得できたため、AMUを1人あたり1万円で獲得したということになります。
1人1万円で獲得したというのは、マーケティング的に見てかなり成功の部類に入るのではないでしょうか。
群雄割拠のQRコード決済サービスでは、今後ともユーザー拡大に向けて莫大なマーケティング費用を要すると考えられます。
集客したユーザーからコスト以上の収益を得られるかどうかが今後のポイントになってくるのではないでしょうか。
LINEについて「コア事業」と「戦略事業」に分けて説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
コア事業の成長ドライバーである「ディスプレイ広告」のARPU上昇、また戦略事業の「LINE Pay」のシェア獲得&効果的なマネタイズにLINEの将来はかかっていると言えるでしょう。
今後の推移に注目したいですね。
企業分析シリーズ第5弾は以上です。
次回もお楽しみに。
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