「株を始めたいけど何から始めればいいかわからない・・・」
「株の基礎は学んだからもう少しレベルアップしたい」
この記事はそんな方々に向けて書かれています。
どうも、東京総合研究所スタッフです。
「東京総合研究所ってなに?」
このように思う人も多いと思います。
東京総合研究所とは、恵比寿にある会社で、投資のアドバイスを行っています。
そんな会社で働いている僕ですが、1年に100冊ほどの本を読みます。
ジャンルは、幅広いものを読もうと意識はしているのですが、気づいたらいつも株関連の本を手にとっています(笑)
いろいろな素晴らしい本に出合えたので、特におすすめする株本をレベル分けして紹介していきたいと思います!
初心者向けの株式投資本
いちばんカンタン! 株の超入門書 改訂2版
安恒 理 (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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株式投資の基礎を網羅的に学ぶことができます。
株の仕組みから、口座開設の仕方、株の分析方法や選び方まで幅広い知識を得ることができます。
情報が網羅してあるのに、オールカラーで見やすく1時間ほどで読み終わることができるので最初の1冊にピッタリな入門書です。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書
足立 武志 (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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ファンダメンタル分析の基本について知ることができます。
会社四季報の見方から決算短信について、また外国人投資家の特徴なども学ぶことができます。
著者の足立さんは、
「ファンダメンタルについて書かれて本はテクニカルについて全く言及しないため売買のタイミングがつかめない」
ということを主張しているため、この本ではテクニカルについても触れられています。
この点が他のファンダメンタル分析本と一線を画している点だといえるでしょう。
中級者向け株式投資本
株で富を築くバフェットの法則[最新版]---不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法
ロバート・G・ハグストローム (著), 小野 一郎 (翻訳)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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世界一の投資家ウォーレン・バフェットについての本です。
バフェットの生い立ちから投資手法まで、さまざまなことを学べます。
さまざまなバフェット本の中で、かなり質が高い部類に入ると思います。
ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著), Peter Lynch (原著), John Rothchild (原著), 三原 淳雄 (翻訳), 土屋 安衛 (翻訳)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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ピーター・リンチは、1977年から1990年の13年間でマゼランファンドを2000万ドルから140憶ドルに増やした伝説的な投資家です。
そんな彼が、「アマチュアがプロに勝つ方法」を本の中で教えています。
投資に対する考え方や銘柄の選び方などなど、伝説の投資家から学べることは無数にあります。
ぜひ読んでおきたい1冊です。
投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識
ハワード・マークス (著), 貫井 佳子 (翻訳)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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バフェットも推薦する完全なる良書です。
- 二次的思考をめぐらす
- 市場の効率性(とその限界)を理解する
- バリュー投資を行う
- 価格と価値の関係性に目を向ける
- リスクを理解する
- リスクを認識する
- リスクをコントロールする
- サイクルに注意を向ける
- 振り子を意識する
- 心理的要因の悪影響をかわす
- 逆張りをする
- 掘り出し物を見つける
- 我慢強くチャンスを待つ
- 無知を知る
- 今どこにいるのかを感じとる
- 運の永久力を認識する
- ディフェンシブに投資する
- 落とし穴を避ける
- 付加価値を生み出す
- すべての極意をまとめて実践する
上の項目が20の教えです。
まさにバリュー投資のバイブルだといえるような内容になっており、バフェットがおすすめするのもうなずけます。
絶対に読んでおきたい1冊でしょう。
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
ジェレミー・シーゲル (著), 瑞穂 のりこ (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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長期投資の優位性と、おすすめの投資手法について書かれています。
シーゲルファンも多く存在しており、まさに長期投資の教科書だといえます。
米国株投資に興味がある方にもおすすめです。
マーケットの魔術師
ジャック·D シュワッガー (著), 横山 直树 (著), 横山 直樹 (翻訳)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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トレードに興味がある人は必読の本だといえます。
著者であるシュワッガーが、超一流のトレーダーにインタビューをして「生の声」を集めています。
トレーダー本人の言葉から学べる本はめったにありません。
エド・スィコータという伝説のトレーダーへのインタビューはこのようになっています。
Q なぜ、あまりにも多くのトレーダーが相場で失敗するのですか。
ほとんどの子亀が成熟しきれないのと同じ理由だ。多くの者が生を受けるが、選ばれるのはほんの一握りだ。この業界は多くの者を引き付け、そして、多くの中から選りすぐられることで優れた者は残り、他の者は転職を見つけるまで、何か他のことに挑戦するよう解き放たれる。同じことが他の分野の職業にも当てはまると思う。
Q 負けるトレーダーが勝てるトレーダーに変身するには、何をすればいいでしょうか。
負けるトレーダーが勝てるトレーダーに変身できることはほとんどない。負けるトレーダーは彼自身を変えたいと思ってはいない。それは勝てるトレーダーがやることなんだ。
Q あなたの成功をどう評価しますか。
僕は成功を評価などしない。祝福する。僕は、成功とは金銭的に何かを得たかということではなく、その人が天職を見つけて、それを全うしていくことだと思う。
いかがでしょうか。
相場の世界で負ける人は、実質的には勝とうと思っていないということです。
勝負をする前から勝敗は決まっているということですね。
ぜひトレードに興味がある人は読んでおきましょう。
【増補改訂】 財務3表一体理解法
國貞克則 (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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会計についての本です。
財務諸表の中でもきわめて重要な損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、キャッシュフロー計算書(C/F)についてわかりやすく説明しています。
この本が画期的な点は、財務3表のつながりを理解することに重点をおいている点です。
それぞれの意味が分かっていても、関係性を理解していない人は多いため、この本はとても役に立ちます。
ウォーレン・バフェットは会計についてこのように述べています。
「あなたは会計を理解するだけでなく、会計の行間に潜む機微を理解する必要がある。会計はビジネスの共通言語だ。言語として完全とは言いがたいものの、会計を学ぶ努力をしないかぎり、そして財務諸表を読んで理解する努力をしないかぎり、自分で株の銘柄を選択することなど夢のまた夢である」
会計はビジネスでも株式投資でも絶対に必要です。
ぜひこの本で使いこなせるようになりましょう。
生涯投資家
村上 世彰 (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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日本の最も著名な投資家の1人である村上世彰氏の自伝です。
彼は日本のコーポレートガバナンスに疑問を抱き、それを訴え続けてきました。
そんな一流投資家がどのような人生を歩み、どのような考え方をしているのかを知ることはとても重要です。
中上級者向け株式投資本
ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
バートン・マルキール (著), 井手 正介 (翻訳)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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株式投資で勝つことがいかに難しいかという現実を突きつけられる本です(笑)
第一章のはじめに、「この本は個人投資家にのためのわかりやすい投資の手引き」と書いてありますが、正直なかなか内容が高度なので注意が必要です。
株で勝つのは難しいが、それでも本気で勝ちにいくならどのような戦略でいくべきなのかということを学ぶことができます。
道に落ちていた100ドル札を拾おうとした学生に、ファイナンスの教授が「本当の100ドル札ならとっくにだれか拾っているはずだからそれは偽物だ」と注意した話など、株式投資とは切っても切れない内容が盛りだくさんです。
賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
ベンジャミン グレアム (著), 土光 篤洋 (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアムの代表作です。
バリュー投資の祖と言われるグレアムの英知がつまっています。
定量分析によって銘柄を選び出すという当時は革新的な手法を紹介しました。
投資家としてグレアムの考えを知らないわけにはいきません。
ぜひこの本は読んでおきましょう。
株式投資で普通でない利益を得る
フィリップ・A・フィッシャー (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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バフェットはグレアム以外にフィリップ・フィッシャーにも大きな影響を受けました。
グレアムは数字だけに興味を示し、とにかく割安なだけの銘柄を好んだのに対して、フィッシャーは成長株を見つけ出す術をあみだしました。
バフェットはグレアムとフィッシャーの2人の手法を融合させることによって、莫大な富を築きました。
フィッシャーが主張するポイントは絶対に見逃せません。
上級者向け株式投資本
バフェットからの手紙 第4版
ローレンス・A・カニンガム (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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バフェットは1年に1度、株主あてに投資の教訓等を含めた手紙を公開していますが、手紙の中で特に重要な点を集めて編纂したのがこの本です。
世界中の経営者・投資家から愛読されています。
内容はかなり難しいですが、完璧に理解できるように何度も読みかえす価値のある本だといえるでしょう。
バリュエーションの教科書
森生 明 (著)
おすすめ度: | ★★★★★ |
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ファイナンス理論に関する本です。
この本を読むと、M&Aの仕組みがわかります。
本質的な部分を考えると、株を買うということはビジネスの一部を買うことを意味します。
すなわち、M&Aが企業をすべて買い取るのに対して、株式投資は企業の一部を買うわけなので、どの企業を買うかという点は共通するのです。
よって、M&Aで行われる企業価値を算出できるようになることは、株式投資のパフォーマンスを上げることに直結することになります。
ファイナンスを学んで、企業価値を正しく算出することができるようになれば、あなたは一流投資家の仲間入りです。
まとめ
株式投資のおすすめ本を14つ紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
バフェットは1日の仕事の8割は読書だと言っています。
それほど、本を読んで勉強し続けることは大事だということですね。
おすすめの14個の本を読めばあなたは投資家としてレベルアップできること間違いありません!
ぜひ少しずつ読んでみてください。
ではまた!
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