営業利益、純利益ともにYoY+約30%と、かなり好調のように見えますね。
しかし、ECビジネスの仕組みを紐解いていくと、今回の決算はそこまで好感なわけではないことが分かります。
次回詳しく見ていきましょう。
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こんにちは、東京総合研究所スタッフです。
では、ZOZOの儲けの仕組みを見ていきましょう。
ZOZOのビジネスモデル
まず、ZOZOTOWNで売られている商品はほとんどZOZOが製造した製品ではないということはご存知でしょうか。
ZOZOTOWN はECモールであり、一応プライベートブランドを持っていますが売上高に占める割合は小さいです。
皆さんはショッピングモールに行ったりしますか?
ショッピングモールにはいろんなお店が入っていますよね。
それらのお店は、ショッピングモールが所有しているわけではなく、ショッピングモールはお店に場所を提供しているということはイメージできると思います。
実は、ZOZOTOWNもそれと同じです。
ZOZOTOWNはインターネット上のショッピングモールであるため、売ることに特化しているのです。
利益率の高さからもその特徴が伺えます。
2020年Q1は、
粗利率 93%
営業利益率 28%
純利益率19%
と高水準になっています。
では、ZOZOTOWNの売上を分解してみましょう。
ネット売上=取扱高×テイクレート
取扱高とは、ZOZOTOWNが扱っている取引高のことです。
例えば、年間3,000億円の取引がZOZOTOWN上で行われた場合、年間の取扱高は3,000億円ということになります。
先ほども言ったように、ZOZOTOWNはあくまでショッピングモールであるため、この3,000億円は売上ではありません。
ではどのように収益を得ているのでしょうか。
つづく
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