みなさん、こんにちは!
東京総合研究所スタッフチームです!
人間の心の動きと投資行動との関係を探っていく投資の行動心理学シリーズ、前回の記事では損得やリスクに関する心理傾向を説明するプロスペクト理論について紹介しました。
今日の記事で紹介するのは、投資のみならず日常生活でも知らず知らずのうちに陥りがちな人間心理の罠についてです。
ルーティンの意味とは?
イチロー選手の話から始めましょう。
誰もが知る有名な野球選手ですが、それだけに先月末の突然の引退表明は日米のメディアで大きく取り上げられましたね。
イチロー選手といえば、バッターボックスに入ると披露する右腕を伸ばしてバットをすっと立てる独特の動作が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
あのルーティンの意味について考えてみましょう。
一旦バットの先を焦点にしてボールを捉えやすくするとか一呼吸おいて精神を集中するためとか様々なことが言われていますが、心理学的に分析すればアンカーを作っているといえます。
アンカーとは何でしょうか?
もともと、英語のAnchorは日本語では「錨(いかり)」のことです。
船が停泊する際に、流されてしまわないように鎖をつないで水底に沈めておくおもりのことですね。
心理学においては「人の心に引っかかり行動を誘導するもの」という意味で使われます。
バイアスの一つの例と言えるかもしれませんね。
イチロー選手の例では、バットを立てるルーティンをすることで結果を出した打席を今の状況と重ねて、良いバッティングができるというイメージを作っているんですね。
マーケティングでも応用されている!
あなたも無意識のうちに生活の中にアンカーを作っていませんか?
(特定の場所で勉強するとよく集中できる気がする、など)
自分の中で作られた基準が行動に影響するというこの理論をアンカリング効果と呼びます。
アンカリング効果がよくつかわれているのはマーケティングの分野です。
たとえば、「2980円の商品が今だけ1980円!!」というような売り文句をよく見かけませんか?
もとから1980円の商品と、2980円が割引で1980円になっている商品があったら、値下げされているほうを買ったほうがより多くの利益を得られた感じるものです。
そして、ほとんどの人は選択可能ならばお得な方を選ぶのです。
この場合では、2980円という値段がアンカーとなって消費者の購買意欲を掻き立てているわけですね。
まとめ
このように、アンカリング効果はあらゆる場面で観察されます。
それがメリットをもたらすように働くことももちろんありますが、投資の世界では投資家を誤った方向へ導くことが多いといえます。
次回はアンカリング効果を投資家が実際に直面する株式投資での選択を取り上げたいと思います。
具体的には、銘柄の売り買いの場面で株価やその他の株の情報を見ているときにどのように反応してしまうかといったことですね。
今回は以上です!次回もお楽しみに!
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