みなさんこんにちは!
東京総合研究所スタッフチームです!
以前以下の記事ではギャンブルと投資の境界について還元率に着眼点を置いて考察しました。
投資とギャンブルの境界は?①公営競技編(競馬等) - 暴落は忘れた頃にやってくる 東京総合研究所 投資ブログ
投資とギャンブルの境界は?②カジノ編 - 暴落は忘れた頃にやってくる 東京総合研究所 投資ブログ
投資とギャンブルの境界は?③宝くじ編 - 暴落は忘れた頃にやってくる 東京総合研究所 投資ブログ
投資とギャンブルの境界は?④株、FX編 - 暴落は忘れた頃にやってくる 東京総合研究所 投資ブログ
投資とギャンブルの境界は?⑤まとめ 世界一の投資家のパフォーマンスから考える - 暴落は忘れた頃にやってくる 東京総合研究所 投資ブログ
今回は期待値を考えて投資することの重要性についてみていきたいと思います。
期待値を理解していれば投資で勝ち続けることも夢ではありません!
期待値とは?
期待値とはどのようなものなのでしょうか。
「A子ちゃんに告白してもお前じゃ期待値低いから厳しいよ」
「勉強ちゃんとやったからテストの期待値高いわ~!」
期待値という言葉がこのように使われている場面によく遭遇するかもしれません。
ですが、このような期待値という言葉の使い方は間違っています。
正しい意味の期待値とは、ある試行を行ったとき、その結果として得られる数値の平均値のことです。
「投資とギャンブルの境界は?」シリーズで見てきた還元率と考え方は同じになります。
例で考えてみましょう。
1回300円のくじ引きがあります。
そのくじは
- 10分の1の確率で1,000円が当たる
- 10分の5の確率で300円が当たる
- 10分の4の確率でハズレ
となっています。
この場合での期待値の計算式は以下の通りです。
1000×1/10+300×5/10+0×4/10=250
つまり、300円のこのくじを引いて得られる期待金額は250円ということになります。
還元率で考えると83%です。
投資で期待値を使って勝つには
期待値の正しい定義や、計算方法についてみてきました。
では、期待値をどのように投資に活用するのでしょうか。
AとBという投資案件を見ていきましょう。
AとBはどちらも1口10万円です。
Aは
80%の確率で11万円
10%の確率で10万円
10%の確率で1万円
になります。
Bは
90%の確率で0万円
10%の確率で110万円になります。
あなたはどちらの案件を選ぶでしょうか?
Aを選ぶ人は多いと思います。
慎重派の人は特にそうでしょう。
しかしAを選ぶ人は投資で勝てる素質がない人だといえます。
それぞれの期待値を見てみましょう。
A
11万×0.8+10万×0.1+1万×0.1=9.9万
B
0×0.9+110万×0.1=11万
いかがでしょうか。
一見安全で堅実的にお金を増やせそうなAの期待値は9.9万円です。
一方、0になる可能性が90%もあるBの期待値は11万円です。
Aのような案件に投資し続ければ資金は底をつきます。
反対に、Bのような案件に投資し続ければ資金は増え続けるでしょう。
「100万円持っている人が1度に10口Bに1投資して、0になったら終わりでしょ?」
そう思う人も多いと思います。
次回はその疑問について触れていきたいと思います。
お楽しみに!
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