暴落は忘れた頃にやってくる―東京総合研究所

公式・投資顧問東京総合研究所~暴落は忘れたころにやってくる~

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公式・東京総合研究所スタッフブログ第154号:下値リスクが少ない投資!バフェットの師が考案【ネットネット株】に迫る

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皆さんこんにちは!

東京総合研究所スタッフチームです。だんだん春らしい気候になってきましたね!

 

今回は「ネットネット株」「スクリーニング」の2つをキーワードにお話します!

バリュー投資で有名なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

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まずネットネット株とは、前記事でも話題になった、アメリカの投資家ウォーレン・バフェットの師匠に当たる人物、経済学者ベンジャミン・グレアムが提唱した投資方法です。

一言でいうとネットネット株とは、企業の流動資産から負債総額を引いた額の3分の2が時価総額より多い銘柄のことです。

これは、企業が所有している正味流動資産に対し、株価が下回っているということになります。つまり、株式市場でその企業は過小評価されていることを示し、この手の銘柄はそれ以上、株価が下がる可能性が低いことが最大のメリットです。

経済学者であったベンジャミンが提唱したこともあって、堅実な投資手法だともいえます。

正味流動性資産 × 2/3 > 時価総額
時価総額 = 株価 × 株数

 

14歳から株式投資をはじめ、現在では資産3億円を超える、ベテラン投資家のかぶ1000さんはネットネット株をこのように語ります。

「グレアムから取り入れたのが『ネットネット株』でした。ネットネット株とは『1万円が入った財布が、6000円で売られている』ような銘柄です。そんな財布が本当に売られていたら間違いなく買いますよね。株式市場にはそんな銘柄があるんです」

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ではこのような優良株は、一体どうやって見つければよいのでしょうか?

 

その方法こそが「スクリーニング」です。ひとつひとつの株式銘柄をこと細かく指標別に検索できる機能のことを言います。PERやPBRはもちろん、時価総額や過去3年間での売上高変化率、自己資本比率など、あらゆる面から検索にかけることが可能です。

このスクリーニング方法が効果的に行えているかどうかで、優良銘柄と出会えるのかどうかが決まると言っても過言ではありません。

 

下記のチャートはいわゆるネットネット株である昭栄薬品です。

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昭栄薬品チャート

ネットネット株の欠点?

下値リスクが少ないことが売りのネットネット株、魅力的にうつりますが、その堅実さゆえにいくつかの欠点が潜んでいます。

ひとつは、リスク回避のために銘柄の研究を徹底的にしなければならないこと。また、利益が出るまで、年単位の長い時間を要することが挙げられます。考案者グレアムも、結果が出るあまりの遅さに待ちきれず、投資先の「アクティビスト」として、会社経営者に企業価値向上に向けた戦略を助言しています。そうすることで早期の株価上昇を狙っていくということですね。

最後に、ネットネット株考案者グレアムによる『賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 』を紹介して終わります。いまだに語り継がれる名著なので、投資に興味がある方はぜひ手にとって見てください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

【関連】 

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