みなさんんこんにちは!
東京総合研究所スタッフチームです!
以前こちらの記事では、PERをわかりやすく説明しました。
PER(株価収益率)は
PER=株価÷1株当たり当期純利益
または
PER=時価総額÷当期純利益
によって求められ、
低いほど割安、高いほど割高という説明をしました。
今回はもう少し深い話をしたいと思います。
まず、PERが低いほど割安、高いほど割高ということですが、これは教科書的にはそのように言われるのですが、正しいとは言い切れません。
こちらの画像をご覧ください。
この画像は業種別の平均PERを表しています。
業種によってかなり偏りがありますね。
加重平均のほうのPERを見てみましょう。
9の石油・石炭製品のPERは5.7倍なのに対し、33のサービス業は22倍になっています。
これは石油・石炭製品は割安で、サービス業は割高だということになるのでしょうか。
それは違います。
なぜなら、企業は成長していくからです。
PER=時価総額÷当期純利益
この当期純利益は企業が成長するほど増え、衰退すれば減ります。
このことから、PERが高いというのは企業の将来性が期待されている
と考えられます。
一般的に
成長株(グロース株)・・・売り上げや利益を年々増やしている企業の株
割安株(バリュー株)・・・企業価値に比べて実際の株価が過少になっている企業の株
と言われ、成長株と割安株は正反対だと考えられています。
しかし、この2つは本当は区別すべきでないのです。
ウォーレン・バフェットは、1992年のバークシャーの年次報告書でこのように言っています。
おそらく、次の質問はこうだろう。
どれが「魅力的」(な銘柄)なのか、どうやって見分ければいい?
アナリストはたいてい、アプローチはふたつにひとつと思い込んでいる。
「割安株」戦略と「成長株」戦略だ。
これは一般に正反対のアプローチとみられている・・・我々にはよくわからない考え方だ・・・成長性はつねに割安であることの一要因であり、「割安株投資」という言い方自体、重複している。」
バフェットが言うように、成長株と割安株は別物ではありません。
では、PERと成長性から考えて、どのような戦略で投資すれば勝てるのでしょうか。
それは、PERが適正かどうかを見極めることです。
バフェットは1988年にコカ・コーラ株に投資しましたが、この時コカ・コーラのPERは14.5倍でした。
14.5倍は決して低PERといえる水準ではありません。
しかし、コカ・コーラはPER14.5倍という期待を大幅に上回って急成長しました。
そのため、バフェットは莫大な富を手に入れました。
このことからわかるように、
将来の成長性に対してPERが過小評価されている銘柄が真の割安株である
ということがわかります。
例えば、PER25倍の成長が期待されている成長株があるとします。
この銘柄を企業分析したところ、今後長期にわたって急成長が見込めるとわかりました。
そのため、その銘柄を大量に買いました。
結果、PER25倍のその銘柄は市場での期待をいい意味で裏切り、莫大なリターンをもたらしました。
以上のように、PERが適正かどうかを見極められれば割安株をゲットできるのです。
今回は、PERと将来性の関係、真の割安株の見つけ方などを考察しました。
このことを知っているだけでも、ほかの投資家に差をつけられることでしょう。
今日はここまでです。
ではまた!
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