暴落は忘れた頃にやってくる―東京総合研究所

公式・投資顧問東京総合研究所~暴落は忘れたころにやってくる~

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グロース株とバリュー株⑥:公式・東京総合研究所スタッフブログ第207号

バフェットはアマゾンへの投資に対して、

「あくまでバリュー投資の範疇を外れていない」

と公言しています。

 

どういうことでしょうか?

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まず、グロース株とバリュー株の定義をおさらいしましょう。

 

POINT

グロース株・・・企業の売上や利益の成長率が高く、その成長性によって株価の上昇が期待される株式のこと。「成長株」とも呼ばれる。

 

バリュー株・・・企業の売上や利益の成長があまり期待できないなどの理由により、現時点の株価が本来的な価値よりも安く評価されている株式のこと。「割安株」とも呼ばれる。

わかりやすく言うと、グロース株は成長真っ只中のガンガンイケイケの企業でその分簿価に対して株価は割高、バリュー株は業績が芳しくないイケてない企業でその分簿価に対して株価は割安ということになります。

 

バリュー株に注目してみましょう。

>企業の売上や利益の成長があまり期待できないなどの理由により、現時点の株価が本来的な価値よりも安く評価されている株式のこと

 

現時点の株価が本来的な価値よりも安く評価というと、第3回で紹介した昭栄薬品のように簿価ベースで安いというイメージがあると思います。

しかし、これは将来の成長性を考慮した上で適応することもできます。

 

 

toukyousouken.hatenablog.com

 

こちらの記事で説明していますが、企業価値は将来のCFを現在価値に割り引くことで算出できます。

つまり、現在の値段が簿価に対して割高でも、今後の成長していき多額のCFを稼ぎ出すことができれば割安になりうるということです。

 

それをふまえて考えると、グロース株とバリュー株は対の関係ではないことが分かります。

グロース株というのは、成長性がある企業のことを指し、それをふまえて現在価値が割安ならばバリュー株ということになります。

 

なので、バフェットが買ったアマゾンはグロースかつバリューだったということです。

 

グロース株とバリュー株が全くの別物だと思っていた方にとっては驚きなのではないでしょうか。

 

バフェットの名言で以下のようなものがあります。

「そこそこの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をそこそこの値段で買う方が断然いい」

これは、グロースかつバリュー株を探せということを言っているわけです。

成長性があるため、将来的に稼げるCFは増大していき、それを割り引いた時に時価総額が現在価値よりも圧倒的に安い企業、これこそが投資を成功に導く鍵だということですね。

 

このような銘柄を探し出すのはかなり難しいかもしれませんが、見つけられれば大きな利益を生むことが出来るかもしれません。

 

ぜひ分析してみてください。

 

 

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