暴落は忘れた頃にやってくる―東京総合研究所

公式・投資顧問東京総合研究所~暴落は忘れたころにやってくる~

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公式・東京総合研究所スタッフブログ第191号:株式分割とは?~~初心者向け~~わかりやすく解説~~

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こんにちは!

東京総合研究所スタッフチームです!

4月25日に野村総合研究所が1:3に株式分割をすることが発表されました。しかしここで疑問を抱いた人は多いはず!「そもそも株式分割ってなんだっけ?」

 

また「株式分割の発表後は株価が上昇する、なんて言われてるけどこれって本当なの?」

 

今日はそんな皆さんの疑問を解消すべく、株式分割について解説します!初心者の

方だと投資の分からない用語もたくさんあることだと思います。そんな専門用語の中でも、表面的な現象は分かるけど実際に何を表しているのかが少し分かりづらい株式分割について、「そもそも株式分割って何?」「その目的は?」「株価への影響は?」といった観点から解説をしていきたいと思います。

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株式分割ってそもそもなに?

株式分割とは字面そのままの意味で一つの株を複数に分割することを言います。また、企業によっていくつに分割するかは異なり、一つの株をn個に分けるときに1:nの株式分割を行うといいます。

例えば企業が株価5000円の株に1:5の株式分割を行うと、株価は理論上1000円になり、その企業の株を一株持っていた人は1000円の株を5株手にすることとなります。

 

何で株式分割をするのか?

保有している時価総額には理論上変化がなく、一見何の意味もないように思えるこの操作ですが、では一体何のために株式分割をするのでしょうか?

それは株の流動性を高めるためです。つまり、株式分割をすることで一株当たりの株価が下がり、より多くの投資家に自社の株を買ってもらえるようになります。例えば、これまでは一株5000円だったので、売買単位100株分の50万円が必要だったのが、1:5の株式分割によって1株が1000円となり10万円からの取引が可能となるのです。このように、これまではその株を買えなかった投資家たちが同社の株を買うことができるようになります。

つまり、自社株がより流通しやすくなるという意味で企業にとって、より小回りの利いた売買ができるという意味で投資家にとって、株式分割は双方にメリットであるといえます。

 

株式分割の発表で株価が変化?

理論上株の価値に変化はありませんが、実際は株式分割を発表しただけで株価が上昇するケースが多くあります。どういうことでしょうか?

これは株式分割によってより多くの投資家の手に渡りやすくなったことで買いの需要が高まり、株価が上がりやすくなったということです。

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例えば4月11日に1:2に株式分割が行われることが発表されたレアジョブの株価は上図のように4月12日の株価が突然飛び上がったような形になっていることがわかります。

このように企業側にとっては、より広範囲に流通することでこの株価の上昇という意味でも資産が拡大し、メリットがあるといえるのです。

一方で株価が下がる場合もあります。利益確定を考えていた投資家は一単元ではそのすべてを売ることになるためためらっていたものを、三単元に分割されたことでその一部を売却するという選択肢が生まれ、実際にその一部を売却することがあるのです。



特に株価がその企業の業績に見合わない上昇局面にある場合は要注意であるといえます。株式分割によってリスク回避を考える投資家たちの売り需要の高まりによって株価が下落することもあるのです。

 

また株式分割によって株価が上昇しているとしても「株式分割バブル」という言葉の存在が示すように株式分割によって本質的でない株価の上昇がおきている場合にも注意が必要だったりします。

さらに、株式分割が特に株価へ影響を与えない場合もあります。こちらをご覧ください。

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5月9日にソフトバンクグループは1:2にの株式分割をすることが発表されましたが、実際に大きな変化は見られたでしょうか?確かに5月9日に比較的大きな価格の上昇がみられますが、発表があったのは5月9日の証券取引所の取引終了後。つまり、株式分割の影響を受けたはずなのは5月10日なのです。しかしここで、上図を見ていただくとお分かりのように5月10日の株価は5月9日にくらべて大きな変化はありません。株式分割はソフトバンクグループの株価にそれほど影響を与えなかったのです。

 

ではなぜあまり影響を与えなかったでしょうか、また5月9日の株価の上昇は何だったのでしょうか?

5月8日、ソフトバンクグループの通信子会社ソフトバンクはヤフーの株式を追加取得し2020年3期中に連携子会社化することを発表しました。これによる市場のソフトバンクグループへの期待が5月9日の株価の上昇を促したと考えられます。一方、それに比べて株式分割は投資家にとってそれほど値動きに対する判断材料となりえなかったのです。

 

このように株式分割が株価に大きな影響を与えない場合もあります。投資家にとってより大きな判断材料が存在した場合、値動きがそちらに依存するのは当然ですね!



まとめ

株式分割はその株の株価の上昇または下落の転換期になり可能性が高いイベントであり、株式分割が行われる際は特にその企業の情報収集に集中しましょう。市場の状態や、その他のイベントを加味して、企業の将来性を考え続けることが鍵となってきそうです!

 

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