こんにちは、東京総合研究所スタッフです。
前回の記事では、ソニーの主力事業はG&NSということでした。
では、G&NSについて詳しくみていきましょう。
G&NSは、主にハードウェア、ソフトウェア、ネットワークサービスの3つに分けられます。
ソフト、ハード売上は、Q3に大きく伸びるようですが、これはクリスマスシーズンがQ3にあるからでしょう。
注目すべきは、ネットワークサービス事業です。
順調に売上を積み上げています。
ネットワークサービスとは主にどのように売上をあげているのでしょうか?
それは、サブスクリプション型のゲームサービスです。
>PlayStation Plusは、月々たったの850円(税込)でプレミアムな得点を受けられる加入者限定のサービスです。たとえば、人気タイトルを追加料金無しで回数や時間の制限なく遊べる「フリープレイ」、世界のプレイヤーと対戦・協力プレイを楽しめる「オンラインマルチプレイ」など。そのほかにも、厳選されたタイトルや追加アイテムなどを特別割引価格で購入できたり、他では手に入らない加入者限定の特別なコンテンツが手に入ることも!
つまり、世界中のプレイヤーと通信対戦したりするために、サブスク型で料金を支払うサービスということになります。
実際に会員数は、
2016年 2,080万人
2017年 2,640万人
2018年 3,420万人
と急増しています。
そして、このサービスのもっとも強い点は、人数が増えればその分営業利益にダイレクトでインパクトを与える点でしょう。
費用は原材料などの変動費と、建物などの固定費に分けられます。
売上から変動費を引いたものが限界利益と呼ばれ、限界利益を売上で割って100をかけると限界利益率が分かります。
限界利益率は非常に重要な指標となります。
たとえば限界利益率40%のおにぎりが100円で売られているとします。
今日はおにぎりが人気で、いつもの倍売れました。
この場合、利益も倍になるような気がしますが、実際はそうではありません。
限界利益率が40%のため、個数が2倍売れても利益は1.4倍にしかならないのです。
G&NSのハードウェアの場合も、ハードには原材料費などの変動費がかかるため、多く売っても利益はそこまで増えません。
しかし、サブスク型のサービスは限界利益率が100%に近いため、会員が増えればそのまま利益に直結するのです。
これこそが、ネットワークサービスが成長ドライバーであると言える一番の理由でしょう。
ソニーの今後の業績がどのように推移していくのか注目しておきたいですね。
今日はここまでです。
ではまた。
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