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公式・投資顧問東京総合研究所~暴落は忘れたころにやってくる~

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公式・東京総合研究所スタッフブログ第10号:自社株買い④ ~金利の低下と自社株買い~

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こんにちは!東京総合研究所です!

 

お待たせ致しました、第四回(最後の予定)「自社株買い」です。前回は「BPSと自社株買い」についてお話していきました。今回は「金利の低下と自社株買い」です。

 

初めに、この話は企業のファイナンスに関わってくる内容なので投資とはあまり関係ないと思われるかもしれません。しかし、投資をするにあたって企業がなぜこのタイミングで自社株買いを行うのかを理解しているのとしていないのとでは大きく違うと私は思っています。一見関係のない事かもしれませんが、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

 

リーマンショック後、世界的に金利の低下が起こりました。(特にアメリカ、日本)

金利が低下すると企業の自社株買いが注目されます。それは一体なぜでしょうか。

 

単純に企業にキャッシュが貯まっているということもありますが(リーマンショック後に潤沢なキャッシュがある企業は一握り)、一番は金利の低下のおかげで借入や社債の発行がしやすくなっているという点があります。

これだけで理解できる人はファイナンスをよく理解している方だと思います。

 

金利の低下、つまりリスクフリーレートである国債の金利が低下するので、銀行からの借入時の金利や社債発行時の金利を低く抑えることができます。

企業は借入や社債の発行によって得たお金で自社株買いを行っています。

 

なぜそんなことができるのでしょうか。借金と聞くとマイナスなイメージを誰しも持っているかと思います。

 

それは、借金をしている方が資金調達コストが低いからです。

つまり、金利の低下によって有利子負債を低く抑えることができ、資本コストの方が高くなるからです。(資本コストには株主への配当や株主情報を整理する際の手数料など様々なものがあります。)

企業は何をしているのかを簡単に説明すると、よりコストが低い借入や社債に株式を交換しているのです。

 

企業は低金利で調達した資金を使って新たな事業を開拓したり、既存の事業を拡大したりします。そして、そこで得た利益で借入を返還しようと考えています。

 

これを株主視点で見てみましょう。

 

初心に帰りますが、会社の所有権は株主のものです。その企業が銀行からお金を借りて来て、そのお金は自社株買いを通じて株主に還元されます。

つまり、株主が銀行から借金をしていることになります。しかも、社債の発行や借入を低金利で行える企業を通じてです。なんと、株主は企業の高い信用を用いて低金利でお金を調達していることになります。多くの株主はこのことに気がついていないのではないでしょうか。

 

参考サイトはこちらになります

https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_company-jisyakabugai

(自社株買いの推移 JIJI.COMより)

 

以上が「金利の低下と自社株買い」でした。今後もファイナンスを絡めた投資の考えを投稿できたらなと思います。 

 

お楽しみに!

 

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